CoderDojo紫雲 臨海合宿2018活動報告

こんにちは。
この記事はCoderDojo Advent Calendar 2018 5日目の投稿です。
今回は、今年の8月、CoderDojo紫雲のNinjaたちと一緒に1泊2日の臨海合宿を行った内容の活動報告についてお届けしたいとおもいます。

CoderDojo紫雲について

CoderDojo紫雲CoderDojoJapanに登録されていない(※)日本のDojoの1つで、四国にある香川県の高松市を中心にした開催を目的として、2018年の1月に活動を開始しました。現在も月1回から2回の頻度で開催が続けられており、来月でちょうど1年目になるCoderDojoです。

(※特に理由や意味はありません)

CoderDojo紫雲の特徴

2018年11月現在、参加しているNinjaはみんな中学生でPC歴1年未満、参加人数は3人前後の小規模開催で、全員が継続参加を続けています。

紫雲固有の取り組みとしては、普段と別の場所で開催する別館CoderDojo、ゴールデンウィークや夏休みなどの特別回、普段のDojoの時間にやり残したことに取り組む課外回などを行ってきました。今回紹介する合宿回もその内の1つです。


合宿の概要

合宿は夏休み半ばの8月、瀬戸内海に点在する離島の1つ男木島を舞台に一泊二日の旅程で行われました

参加者は、継続参加しているNinjaたちで、引率者として運営者のぼくが付き添い、普段のDojoのような一般の公募は行いませんでした。これは、不特定多数の参加者の合宿を行う場合、旅行業法が適用される可能性があったり、継続参加者同士の親睦を深めるねらいもあったためです。

Ninjaたちには、1日目、2日目共に、野外生活を行いながら島内を探検し、体験した内容を元にしたアイデアを自分たちのプロジェクトに取り入れてみよう、というテーマに取り組んでもらいました。


合宿開催のきっかけ

時を遡ること、2018年5月、CoderDojo紫雲の開催が4回目を越えた頃でしょうか。Ninjaたちが、自発的にお泊り会を開いてゲーム開発合宿を行ってみた! といういきさつを楽しそうに話してくれました。なんという素晴らしい向上心! この時はひとしきり感動に打ち震えていただけでしたが、この話の中の失敗談をいつか挽回させてあげたいなという気持ちが、夏季合宿の企画に繋がりました。

2018年7月、ちょうどぼくも実行委員の一人として運営に携わっていた、WordPressというソフトウェアの国際的なカンファレンスWordCamp Ogijima 2018が行われまして、この時の野営企画を担当した事で、夏季合宿の実現が現実味を帯びてきました。


準備編 – 開催までに

合宿をやってみようと決めたときに、まずNinjaたちに相談をしました。おもいのほかの好感触に一安心したところで、日程の調整を行い、大まかな旅程表を作りました。この旅程表の内容で保護者の方たちの理解を得る事ができ、実際の合宿環境の準備に取り掛かることになります。

合宿環境に必要な要素としては、基地WiFi電源空調の準備を行いました。幸いなことに地域のコミュニティセンターを借りる事ができたことで、快適にCoderDojoを行える場所としての基地、電源、空調はクリアし、WiFiについてはUQ WiMAXの1Dayプランを使ってみました。

宿泊は、基地から少し離れた場所のキャンプ場で野営する事とし、食事の準備などもNinjaたちと一緒に自分たちで自炊する方向で進めてみました。

あ、あと、社会福祉協議会のボランティア行事用保険も適用しました。これは大事です。


運営編 – 合宿の現場で

今回の目的の1つとして、二日間に通してNinja達が自発的に行動していくように気をつけました。初日の午前に、現地の地域おこし協力隊の方に島内の紹介をして貰い、その情報を元にNinjaたちには、二人以上一組のチームで島内の探検に出かけて貰いました。引率者は基地で待機します。

また、どうしてもNinjaたちだけでは全体の行程に負担が出てくる場合があるので、直接CoderDojoに関わらない調理や荷物運搬などの部分は、進捗に併せて引率者が引き受けるようにしました。

探検後にはどういう出来事が印象深かったか等を話し合って、実体験をアイデアとして自分のプロジェクトに落とし込めるように促してみました。


裏ミッション

合宿を通して得られるといいなっておもっていた経験をいくつか紹介します。
これはNinjaたちに課すものではなく、運営者(Champion)としての合宿の目標ですね。

  • 未知の世界の探検 – 普段の学生生活とは異なる、海を隔てた離島での生活。
  • 第三者とのコミュニケーション – 知らない土地に出かけて情報を得るインタビュー力
  • Ninja同士の協力 – 技術面、生活面共に協力してお互いの目標に向かって進んでいく経験
  • 限りのある時間を把握して行動する能力 – 2日間の行程を上手く使ってプロジェクトを進めることが出来るかどうか
  • 経験を形にして伝えていく技 – 今回の経験をアイデアとして活かし、自分のプロジェクトに取り入れることができるか

まとめと感想

合宿はいいぞ!

二日間の行程終了後には、Ninjaたちからも保護者の方たちからの意見も、予想以上の好感度でした。

そして、運営者(Champion)、引率者は、めっちゃ大変です。例えば今回は野外活動に比重を置きすぎて、実際のCoderDojoの部分に負担が出たりしました。次回への課題としては、CoderDojoとして取り組める時間をできるだけ尊重することと、プライベートの自由時間をきちんと確保すること、そして、学業にも配慮して宿題にも取り組める時間が必要かなって考えています。

※合宿の様子については、こちらの資料も併せてご覧ください。
Speakerdeck 中学生を連れて開発合宿に行ってみた件につきまして


次回に向けて

実はすでに冬季合宿の計画も準備中でして、今回は季節柄もあるので野外活動は行わずに、いつものCoderDojoを拡大する形の3日間を考えたりしています。

この合宿では2つのテーマを用意することにしていて、1つは新しい技術を使えるようになること、2つめは継続中もしくは新規のプロジェクトを完成させること。この2つのテーマのうちどちらか1つ(両方でも可)に、合宿の3日間の時間を使って取り組んで貰えるといいなとおもっています。


以上、アドベントカレンダー 5日目の投稿でした。
引き続き CoderDojo Advent Calendar 2018 にご期待下さい!


著者
CoderDojo紫雲 Champion 増岡秀樹

2016年の1月からCoderDojo 梅田 / 西宮にメンターとして参加。
(CoderDojo Advent Calendar 2016 6日目の記事を参照)
2017年12月にCoderDojo紫雲を開設、2018年1月より活動開始。
コードネーム【覆面くん】として活躍するソフトウェア開発者で、ぱそこんが大好きな中年のジェントルマン。謎のコンピュータスタジオ【帆船堂 電算STUDIO】で、Linuxとオープンソース・ソフトウェアを使って働いている。


初出:覆面くんの覆面写真日記

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