身近なカーネル体験記1 謎のランレベルの巻

こんにちは。すっかりアドヴェントカレンダーの季節になりました。
この記事はKernel/VM Advent Calendar 2017 3日目のエントリーです。

カーネル(Kernel)というのは、ざっくりと説明するとアプリケーションと機械の間で情報を橋渡しする仕組みのことです。

このエントリーは、カーネル初心者である中年男性の身に起こった実際の出来事を書き記した実録のドキュメンタリーです。

2017年某月、

黒い画面

黒い画面

場所は伏す。
厳しい残暑を終え 秋の深まりを感じさせる ある朝のことでした。
わたしはいつものように、にこやかに微笑む緑色のカメレオンが装飾された黒い画面に向い、
sudo zypper up
と、入力したのです。

悲劇はそこで起こりました。

わたしはそのとき、デスクトップPCという物を使っていたのです。
すでにコンセントは抜けておりました。 正確に申しますと、コンセントから電源のケーブルが抜け落ちていたのです。
わたしはすぐに半泣きでケーブルをコンセントに挿し、再起動を試みましたが、黒い画面は本当の黒に変わり、ただただ、青ざめた中年男性の顔を映すだけでした。

Kernelオプションを探せ!

先程ご紹介にあがりました にこやかに微笑む緑色のカメレオンっていうのはopenSUSEのトレードマークなんだ! openSUSEっていうのは世界の四大Linux文明の一つで、誰でもいつでも自由に使っていいオペレーションシステムだヨ。

openSUSEの起動画面

openSUSEの起動画面

これは、そのopenSUSEの起動画面、アップデートの途中で電源ケーブルが抜けちゃってここから先は何も映ることのない暗闇の世界、指先は震え、おしっこは何時漏れるともしれぬ。
でもこの起動画面でキーボードの「E」キーを押すとメニューモードに切り替るゾ!!

メニューモードに切り替わると、カーネルの起動オプションが表示されるので、こんな感じで最後尾に「3」を入力しよう! そうして「F10」キーで起動すると、ネットワーク環境在りのコマンドラインインターフェイスで起動することができるよ!

カーネルオプション画面

カーネルオプションの最後尾に3が入力されている。拡大画像は無い。

この「3」というのは、カーネルのランレベルを3で起動してねという意味なんダ!
ランレベルについては、Linuxのディストリビューション毎に違いがあるからWikipediaとかで確認してね。
参考文献https://ja.wikipedia.org/wiki/ランレベル

sudo zypper up
わたしは再び入力しました。目前に広がるいつもの画面。全ては終わったのです。

この記事はKernel/VM Advent Calendar 2017 3日目のエントリーであり、かつ、カーネルもくもく会@松山第三回で発表された内容をもとに再構成されました。
カーネルもくもく会@松山は、毎月1回 四国にある愛媛県の松山市で行われているフリースタイルでカーネルに取り組む集まりです。詳しい活動内容についてはこちらのWebサイトをご覧ください。
https://kernelhack38.wordpress.com

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